小さな薬局と大きな薬局の違い

薬剤師になって初めて勤めたのは、規模の小さな薬局でした。
駅の近くでしたがそこに大きな病院は無く、
周りのクリニックが出した処方箋を受け付けることが多かったです。
待ち合いスペースも狭かったですが
さほど混みあうこと自体があまりなかったので、
働くスタッフも患者さんも不具合を感じることは少なかったと思います。
ただ、決して活気のある職場ではなかったので
なんとなくさみしい雰囲気を感じていました。

薬局の場所がやや細い路地にあり、
建物自体もあまり綺麗ではなかったせいか、
結局近隣にあるほかの薬局との競争に負けてしまいました。
仕事を失った私が再就職先として選んだのは、
前回とは違う大きめの薬局です。
カウンターも広くて最大で6か所ある窓口で
患者さんへの薬の受け渡しを行います。

最初に勤めていた薬局よりも、
対応する処方箋の数は大幅に増えました。
勉強になる内容も多かったと思います。
スタッフの人数が多くなると、情報を共有することの
重要性が増すことも実感しました。

しかし残念だったのが、窓口業務を担当する機会が
少なくなってしまったことでした。
薬剤師以外であれば看護師としての将来も考えていた私は、
人と接する機会の多い仕事を目指していました。
人と接することで仕事のやりがいを感じられる性格だと自覚しています。

ところが大きな薬局には薬剤師以外に
事務担当のスタッフが多くいました。
薬の説明は薬剤師が行いますが、
問診票を渡したりお会計をしたりするのは事務スタッフの担当です。
私は特におしゃべり好きな方ではないものの、
事務スタッフが患者さんとたわいもない会話をしている姿を見ると
うらやましいようなさみしいような気持ちになりました。

そして大きな薬局だと患者さんとのやりとりが
流れ作業のようになりがちです。
頻繁に来る患者さんがいても、以前のように顔見知りになって
ちょっとした会話をするようなことは無くなりました。

一度職を失った経験があるので無駄に転職活動はしないつもりですが、
アットホームな薬局の方が自分には合っていそうな気がします。